和洋の絶品コラボ!トリュフオイル昆布
グランドフードホール六本木店をオープンするときに企画した商品です。六本木ヒルズに入居する企業の現役秘書の方々から寄せられた「他にはない珍しいもので、抜群においしいものがほしい!」という声を形にしました。常日ごろから、接待の手土産や贈答品など差し上げもの選びに長けた方々ならではの切実なご要望……グラホのバイヤー陣も頭を悩ませました。
定番の差し上げものの一つといえば、佃煮です。酒肴やごはんのお供、炊き込みご飯の具材など幅広く活用できる食材として、今も昔も根強い人気があります。なかでも、椎茸や松茸といった味わい深いきのこと、昆布は相性抜群の組み合わせ……それなら、同じきのこのトリュフだって昆布に合うのでは?という発想が、考案のきっかけになりました。
しかし、実際に試作してみるとトリュフ独特の主張が強すぎて、合うどころか昆布の風味を邪魔してしまいました。なかなかうまくいかず、「もう、ダメかも……」と断念しかけたこともあります。そんなとき、ふと「トリュフそのものではなくて、トリュフの香りを移したトリュフオイルなら昆布とケンカしないのでは?」と発想を転換し、挑戦を再開。トリュフオイル分量や配合を変えて何通りも試作を重ねた結果、ようやく昆布とトリュフオイル互いの魅力を引き立て合うような味に落ち着きました。温かいごはんにのせると、熱でトリュフの香りがグッと立ち上るのが本品の魅力。昆布の旨みとの相乗効果で、食欲をかきたてます。
パッケージデザインは、シンプルかつスタイリッシュに。性別や世代を問わず、親しまれ、喜ばれるような設えを目指しました。ありそうでなかった昆布の佃煮は、今では東京の贈答品の定番として親しまれています。